不器用な暮らし

HSP気質の30代独身女、日々のあれこれ。

痔の話

 
「痛くてしんどい思いをしないために健康的に暮らすこと」をなるべく意識しながら生きている。
 
こんなことを思うようになったのは、2021年に「痔の手術を受けた」のがキッカケでした。
 
 

31歳で痔主に

 
いつから便秘なのか思い出せないぐらい、若い頃からずっと便秘だった。
一週間ぐらい出ない日もあったけど、「じゃあ便秘を治そう」と思ったことは一度もなかった。
 
ある日、お尻の様子がおかしいことに気がついた。
お尻から「何か」が出てる……? ゾッとして慌ててスマホで調べると、どうやら「肛門の中に出来たいぼ痔が外に脱出している」らしかった。
 
初めての肛門科はめちゃくちゃ恥ずかしかった。
自分でもほぼ見たことないような場所を他人に見られるなんて!(※それがお医者さんの仕事です)
 
便をやわらかくする薬と、患部に塗る薬を処方してもらったけど、しばらくしてもあまり良くならなかった。
いぼ痔を指で押し込んでもまたすぐに外に出てくるし、何より痛い。内痔核(お尻の中に出来るいぼ痔)は本来なら痛みを感じないはずなのに。
 
私としては「進行度3*1っぽいから手術してもらいたい」と思っていたのだが、先生は「進行度2なので薬で様子を見ましょう」の一点張り。
じゃあずっとこのままなの?そんなのツラすぎる……!と思った私は、思い切って別の病院に行ってみることにした。
 
結果的に、セカンドオピニオンは大正解。
決断が早くて腕のいい先生に手術してもらえることになりました。
 
 

手術後、倒れる

 
私が受けたのは、ジオン注射(ALTA療法)という手術法。
内痔核に注射をして硬化させて、脱出や出血を止める治療法です。
 
このジオン注射は「痛みがほとんどない」らしいのですが、なぜか私はめちゃくちゃ痛くてマジで死にそうでした。
どうしてあんなに痛かったのかいまだに謎なのですが、たぶん先生のせいじゃなくて、「手術当日の体調がかなり悪かった」「手術前に排便できていなかった」「緊張していた」などなど私のコンディションが激悪だったためと思われます。(たぶん)
 
めちゃくちゃ痛かったけど手術は何とか無事に終了。
日帰り手術だったので病院から出て帰ろうとしたところ、立っていられないほどのめまいと吐き気に襲われました。
 
ジオン注射は、手術後に「血圧低下・嘔気(気持ち悪い)」などの症状が出る患者さんも少数いるらしく、朝から絶不調だった私はその場に倒れてしまいました。
意識を失って倒れる、という初めての経験。点滴を打ってもらって少しは回復したものの、体調不良はその後もしばらく続きました。
 
 

痛くてしんどかった数ヶ月

 
手術のおかげで、いぼ痔が外に脱出することは無くなりました。
でも痛くてしんどい日々はその後もしばらく続き……
 

  • 排便しようとすると冷や汗が出て気持ち悪くなる
  • 疲れやストレスで外痔核が出来やすくなった
  • 生理前は便がかたくなり、切れ痔になりやすくなった

 
内痔核の治療中に外痔核まで出来たときは、お尻がしんどすぎてさすがに泣きたくなった。。。
排便時の冷や汗は今はもう無くなりました。
 
ちなみに切れ痔問題は今もまだ解決してません!
生理前はかなりの確率でお尻が切れます!!!
 
さらにお尻の不調と並行して、産婦人科に通ったり泌尿器科に通っていた時期もありました。(2022年頃)
 
 

死ぬ瞬間まで健康でいたい

 
身体(主に下半身)はボロボロ。
病院通いの日々が続いたことにより、精神的にもダメージが蓄積。
 
そして2022年夏頃、仕事で対人関係のトラブル。
毎朝「ちゃんと排便できるか」「切れ痔にならないか」と不安で、常に自分の身体のことでいっぱいいっぱいなのに、そこにさらに追い討ちをかけられた気持ちでした。
 
トラブルで抱えてしまったモヤモヤを共有・相談できる人がおらず、一人でぐるぐるしていたある日、頭の中がずっとごちゃごちゃしていることに気づく。
思考が整理できない。朝起きた瞬間から頭の中がうるさい。頭の中がごちゃごちゃして眠れない。
 
不安になってネットで調べてみると「統合失調症」なる病気を発見した。
もしかしなくても私、結構まずい状態なのでは……?
 
そして数日後、退職を決意しました。
 
仕事中心の生き方は今の私には難しい。
自分の健康や生活を守ることを一番に考えたい。
そのうえで、心と身体が元気なときに無理のない範囲で働きたい。
 
いくつも病院に通いながら痛くてしんどい思いをするのはもうイヤだ。
いつか死んでしまうその瞬間まで、心も身体も元気なままがいい。それが今の私のすべてです。
 
ここまで読んでくださってありがとうございました。
 

*1:いぼ痔の進行度は1~4まである